介護支援専門員実務研修受講試験の出題範囲として、大きく3つに分かれます。
1.介護支援分野
2.保健医療分野(保健医療サービスの知識など基礎と総合)
3.福祉分野(福祉サービスの知識)
介護支援分野は文字通り、介護保険制度についての分野です。
1.介護保険制度の基礎知識
2.要介護認定等の基礎知識
3.居宅・施設サービス計画の基礎知識などが問われます。
試験問題50問のうち25問が介護支援分野となっており、介護保険制度導入の背景やその導入によって、他制度との関係はどうなったのか、制度の基本理念など、制度運営の目的と制度の根本原理について、また要介護認定の仕組みやケアマネジャー(介護支援専門員)に関することや介護支援サービスに関する内容などが出題範囲となっています。
介護保険制度に沿ってある利用者の申請から認定調査を行い、主治医による要介護認定をして一次、二次判定を行い、ケアプランを作成してモニタリングと再課題分析を行って、給付管理といった全体の流れをイメージすることがお勧めであります。
また、平成18年4月に介護保険制度改正があり、どういった改正したのかなど、改正点の概要についても理解するようにしましょう。
最近の介護支援専門員の出題傾向として、介護支援専門員の基本テキストの文面をそのまま抜粋したようなものは少なく、実務的・運用的な問題が増えているみたいで、例えば住所地特例や65歳に到達したら届出が必要か不要か、または、ある事業所にケアマネジャー(介護支援専門員)を配置するが常勤でないといけないか、あるいは非常勤でも良いのかなど、出題される可能性があり、少なくともこういったことは理解しておっく必要があると思います。
それに出題者の視点になってどういった傾向で問題を出すのか考えて勉強するのも良いと思います。
いきなりやってはいけないのは、基本テキストを読み始めることです。
いきなり介護支援専門員のテキストを読んでも専門用語がたくさん出てくるので意味が分からずもう二度とテキストを見たくなくなると思います。
まずは、介護支援専門員試験の要点をまとめた参考書や過去問題集・予想(想定)問題集などで概要を理解して、基本テキストで確認するようにした方が良いと思います。
丸暗記は介護支援専門員の試験には向いていないので、結局いちいち、仕組みやメカニズムを納得して理解していくことが合格への近道だといえます。
例えば、いきなり「介護老人保健施設の4原則は」と頭から暗記開始するのではなく、なぜ介護老人保健施設が創設されたのかという部分を理解してから細かい部分を理解するようにした方が流れとして覚え易くなると思います。
また、これは提案ですが介護保険法に関する専門用語に負けないように介護保険法関連の用語辞典を常に自分の横においておきましょう。
しかし、あれもこれもと購入するには面倒だと思うのでインターネットを活用するようにしましょう。
ネット上には介護や福祉関連の用語辞典がたくさんあるので、専門用語で検索をし、購入するようにしましょう。
その他に職場の仲間と勉強会を開いたり、出版社や社会福祉協議会などが主催する「セミナー」や「講習会」に参加するとか、介護支援専門員の通信教育などを利用したり、インターネットの受験対策をテーマにしたホームページを利用するなどいろいろと方法はあります。
それに1人で勉強するとくじけ安いので、仲間と一緒に励まし合いながら教えてもらったり、教えるといった関係を保ちながら、合格を目指すようにすると良いと思います。
しかし、こういった勉強方法を行っても向き不向きがあるので、人によって効果は違うと思うので、自分に合った勉強方法を考えて取り組むようにしましょう。
また、介護支援専門員に合格した人の勉強方法を聞いてみると過去問題集を何度も解いているみたいです。
介護支援専門員の過去問題を解いて、解説文を読み、基本テキストに返ってその問題のページを解くといった繰り返しが介護支援専門員合格への王道だと思うので一度試してみてはどうかと思います。
最終更新日:2022/11/24